クベバ

 ジャワ島などインドネシアの島が原産である。コショウ科の植物で、未熟の実を利用する。形状から、「しっぽのついたペパー」とも呼ばれている。ハーバリストのジョン・パーキンソンはクベバについて、「すこし甘い小さな実で、ペパーほど大きくはなく、黒くも堅くもないが、しわが多くでこぼこで、しっぽのような短い茎がくっついている」と述べている。
 古代中国では、薬として使われていた。ヨーロッパにはアラビア商人によって運び込まれ、薬用、食用ともに珍重された。ごく一般的に使われていたスパイスだったが、1640年にパーキンソンが書いた「園芸事典」によると、ポルトガル王国は、ブラックペパーの売れ行きを促進するため、クベバの販売を禁止してしまった。そんなこともあり、19世紀にはクベバはすっかり手に入らなくなってしった。現在においても、薬草などを扱っているところ以外での入手はかなり困難である。



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